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エクレシアブログ

エクレシアが目指す食事介助~おいしく会話のある食事を

朝起きてから、顔を洗って、すっきり着替えて、おいしく食事をして、一日をスタートし、排泄をできればトイレでし、洗濯、掃除をして身辺の環境を整えてる。 そして 週に何度か入浴をして清潔を保つ。 こうした暮らしが多くの高齢者が望む日々の暮らしです。 とくになんでもない淡々とした日常の様ですが、少なくとも自分の身辺自立を限図るという、ご本人の強い決意がないと意外に難しいのです。

排泄は 失敗することもあるので、リハパンやオムツを利用しながらも、尿意を感じたり、そのコントロールも出来るように意識する心構えが大切です。 食事は 眼で色や形を見て、香りで食欲をそそり、自分で口に運んでゆっくり噛んで嚥下する。 食べられる分量を咀嚼して口から食べることが大切です。できる限り 食事を単なる栄養補給にしてしまいたくないのです。 食材で季節を感じ、色や香りを五感で楽しむ。 さらに できればだれかと会話しながら食事を楽しむ、これは エイジング世代のささやかですが、日々の最大の喜びなのではないでしょうか。

訪問介護のヘルパーの仕事でも 調理や食事の支援は メイン業務です。 食事介助に入ったら、できあいのレトルト食材を並べ、利用者の口にスプーンで運ぶ、最低限でも準備と後かたずけの時間がかかるから、利用者には出来るだけ早く食べてもらうよう、ヘルパーが黙ってせっせと口に運ぶ。 こんなことはしたくありません。それでは 「人に対する食事介助」でなくなって、単なるフィーディングになってしまいます。

「在宅」だからこそ、一人一人その人のペースに合わせて、食べてほしい、多少時間はかかるが、自分の手で、口に運んで嚥下して欲しい。しかし それには、やはり時間がかかります。食事に30分はどうしてもかかります。一人暮らしの方の場合は 堰を切ったようにお話をする方も多く、さらに時間がかかります。 しかし そうした時間全体が、「高齢者の食事介助」の本質ではないかとと思うのです。「嚥下の見守り」が大切で、胃ろうによる経管栄養補給などは 次善の手段だと思うのです。 しかし 手技や技法を用いない、人の尊厳への「見守り」と言うのは 何とも評価されず、介護報酬が低いのは 全く残念です。ほとんどのヘルパーは 細切れの時間に追われることなく、利用者が自らの力で日常をこなせるようリハビリ的意味も含めて、いわば「引き算の介助」を考え、また「在宅」という少数人の環境に、第三者として介入し、コミュニケーションをとることで、高齢者の生活環境に、「外の空気」をもたらしています。そうしたヒューマン要素が訪問介護ヘルパーの重要業務で、いわば不作為の作為の仕事内容です。 これらの要素が 介護報酬になんら反映されていないのが、実情です。 高齢者介護の現場は 「医療・介護」分野とひとくくりにされることが多いですが、「処置をする」という「する」業務と同じだけ、ご本人のする事を「演出する」、「見守る」というサービス業の側面が大きいのです。

「こんにちは」と訪問してから、一つでも手を加えた温かい料理を提供し、ご本人に、自分で手ずから食べていただく、そして食器を洗い片付けて退出するまで、1時間でなんて、厳しい!!!もう少し、食卓での会話に時間を割きたかった、と思うのです。ご高齢の人の日常にとって食事は最大のイベントです。そこに 小さな喜びを感じていただくよう、ささやかな演出を試みています。

 

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